昨今ポスティングの実施が増えている「通信販売」におけるポスティングの事例を紹介します。
お客様のご要望
当お客様は長い間新聞折込チラシを実施しておりましたが、ここ数年にかけて効果が無くなってきており、効率化を図りたいとのことでした。
当然オンライン施策もやってはいますが、リーチの上ではオフライン施策は必須と考えており、オフラインを無くすのではなく他の可能性を模索しており、そこで「ポスティング」のトライアルをしたいと考え、弊社にお問い合わせを頂きました。
また継続して効率化をするためにも「クリエイティブ(チラシのサイズ)のテスト」も実施していきたいというご要望がございました。
弊社の仮説
- 1.新聞折込チラシで獲得できる層は既にほとんど取りつくすレベルになっている、もしくはそもそも新聞がほとんど読まれておらずリーチが出来ていないため、今までと違う層にアプローチできれば反応は期待できるのでは。
- 2.来店型の商圏ではないため配布エリアを広く考える事で単価を安く抑えて、結果として費用対効果を良くすることが出来るのでは。
- 3.問い合わせ時に通し番号を確認することで、部数を均等にすればクリエイティブでエリア分けせずに実施してもクリエイティブの効果は明確になるのでは。
実施内容
今回、ご紹介する「通信販売」におけるポスティングでは下記の施策を実施しました。
- ・配布部数:合計40万部を実施
- ・エリア:東京都23区(30万部)、神奈川県横浜市(10万部)
- ・クリエイティブテスト内容:サイズによる効果の検証を実施
- ・クリエイティブテスト方法:同じ区内で3つのクリエイティブ(A4版・B5版・B4版)が同数になるように配布して申し込み番号を追う
- ・配布方法:軒並み配布&エリアフリー(町名指定無し)
- ・配布期間:1週間
※軒並み配布とエリアフリーについて
この組み合わせが一番単価が抑える事が出来る配布方法です。
軒並み配布は「建物の選別をしないで配布する」事で単価を抑え、エリアフリーとは市区のみをお選び頂き、配布する町名・丁目に関して弊社のスケジュールに合わせて配布する事で安価に配布する事が可能となります。
結果
- ・ポスティングによる申し込み数が新聞折込チラシの約2倍となりました。
- ・サイズの検証結果としては、B4>A4≒B5という結果(特にB4はA4の1.6倍)になり、B4が印刷コストを考慮しても最適という結果となりました。
- ・A4やB5サイズだと情報量が減ってしまい、B4がちょうど良いのではという着地となりました。
その後の取り組みについて
今回の商材に関してはポスティングをB4サイズで実施すれば反響件数がより上がることが期待できるため、他の商材でも実施することが決定しました。
また今後は訴求内容のテストも実施していくことで、クリエイティブの質を高めていく予定となっております。
本案件の実施方法が適している業種
・来店型ではなく商圏が決まっていない通販や移動型の修理といった無店舗型に効果的です。
・また市区内で近隣に多くの店舗を構えている美容、エステサロンに関してもおすすめできます。